Cursor と Claude Code、1ヶ月併用して見えた使い分け
Cursor と Claude Code を1ヶ月併用してみた実運用ログ。所要時間・コスト・成功率を実測した上で、どっちを何に使えばいいかを体験ベースでまとめた。
正直、最初は「両方使うのは時間の無駄じゃないか」と思ってた。
でも4月の頭から1ヶ月、CursorとClaude Codeをガチで併用してみたら、思ってたより役割がきれいに分かれてきた。どっちが優れているという話ではなくて、向いてる作業がそれぞれ違うという話。
この記事では、僕が実際に1ヶ月で書いたコミット数・所要時間・かかったコスト(実測値)を全部出した上で、「結局どっちをいつ使うのか」を整理する。デザイナー兼フロント側の人間が、週末2〜3時間だけ動かす副業前提の使い方なので、エンタープライズな話ではない。
1ヶ月の実測データ:コミット数・時間・コスト
期間は2026-04-22から2026-05-22の30日間。sumi.blogとsumi-news-monitorの2リポジトリで集計した。
- Claude Code経由のコミット:68本
- Cursor経由のコミット:41本
- 手書き(エディタ直):6本
時間はターミナルのセッションログとCursorのアクティビティから拾った。
- Claude Codeの稼働時間:約23時間
- Cursorの稼働時間:約11時間
コストはこんな感じだった。
- Claude Code(Maxプラン):月額200ドル固定
- Cursor(Proプラン):月額20ドル
「Maxプランは高すぎる」とよく言われるけど、僕の場合は1ヶ月で23時間ぶん回してるので、時給換算するとそんなに悪くない。むしろ従量課金にしてたら確実にこれより高くついてた気がする。
Claude Codeが圧勝するシーン:複数ファイルにまたがる仕事
Claude Codeに任せて一番うまくいったのは、「リポジトリ全体を読んで判断が必要な作業」だった。
具体的にはこういうやつ:
- 新機能を追加するときに、既存のutilsを使い回せるか調べる
- リファクタで5ファイル同時に変更する
- READMEと実装の整合を取る
- スクリプトをGitHub Actionsに移植する
たとえばsumi-news-monitorをcronからGitHub Actionsに移行したときは、.github/workflows/、package.json、シークレット参照、READMEの4箇所を同時にいじる必要があった。Cursorだと「このファイルを開いて指示する」を4回繰り返すことになるけど、Claude Codeは「Actions化して」のひと言で全部やってくれた。
失敗もあった。1回、existing fileを読まずに新しいファイルを作りかけて、危うく重複した。Claude Codeは「探してから書く」を明示的に指示しないと、たまに先走る。なのでAGENTS.mdに「実装前に必ずGrepしてから書け」を入れたら、その後はほぼ起きなくなった。
Cursorが快適なシーン:1ファイル内のピンポイント編集
逆にCursorのほうが速いと感じたのは、「今エディタで開いてるファイルを、ここだけ直したい」というケース。
- 関数1つの中のロジックを書き換える
- TypeScriptの型エラーを潰す
- CSSの数値だけ微調整する
- 選択範囲をリファクタする
このへんはCursorのCmd+Kが圧倒的に速い。Claude Codeに「このファイルのこの関数だけ直して」と言うと、ファイルを読みにいく時間がワンテンポ入る。Cursorは選択範囲がすでに渡ってるから、その読み込みコストがゼロ。
特に既存コードを読みながら考える系の作業、たとえば「このコンポーネントのpropsの型がイマイチだから直したい」みたいなときは、Cursorのインライン編集のほうが思考のリズムに合う。
使い分けルール:僕が1ヶ月で固めた判断基準
最終的に落ち着いた使い分けはこう。
- 作業範囲が3ファイル以上に及ぶ → Claude Code
- 新しい機能をゼロから作る → Claude Code(plan modeから入る)
- GitHub Actions・スクリプト・CI回りの調整 → Claude Code
- 既存ファイル1つの中の編集 → Cursor
- 型エラーの即時修正 → Cursor
- デザイン微調整(CSSの数値いじり)→ Cursor
成功率の体感も書いておく。Claude Codeで複数ファイル系を投げたときの「一発で意図通りに動く率」は、4月後半の集計で78%だった(68本中53本)。Cursorでピンポイント編集を投げたときの一発成功率は91%(41本中37本)。後者のほうが高く見えるけど、これは「範囲が狭いから当たり前」という話で、両者を同じ土俵で比べるのは間違ってる。
まとめ:併用は時間の無駄じゃなかった
1ヶ月やってみて、両方持ってる意味はあったなと思ってる。Claude Codeだけだとファイル1個の微調整が遅いし、Cursorだけだとプロジェクト横断の作業で詰まる。
次にやりたいのは、Cursorのカスタムモード(Project Rules)にClaude CodeのAGENTS.mdと同じ文体ルールを書き写して、2ツール間で挙動を揃えること。今は微妙に出力のクセが違うので、ブログ記事系のドラフトはClaude Code、コードはどちらでも、と分かれてる。このへんが揃えば、もう1段階効率が上がる気がする。
来月末にもう一度同じ実測をやって、数字がどう動いたかを書く予定。